2002/03/29 (金) 添いチチ、の巻。

夜、ユーキを寝かしつける作業は、本当に大変だった。
パパとママが夕食を終えてPM8:00、すぐにノリママが後片付けをしているうちにパパが浴槽を洗ってお湯を張ってくれ、
日替わりでパパかママがユーキをお風呂に入れて、そしてどちらか待機をしている方がほかほかのユーキを受け取り、
荒れ気味のヒフに薬を塗って、着替えさせる。
そしてようやく寝かしつけタイムに入るわけだが、それはいつもノリママのお役目。
まず満腹にさせるためにおっぱいを飲ませる。それから部屋を真っ暗にしてだっこして、背中をたたきながら子守歌を歌う。
すると、すぐに眠たそうに目をこすったりママの服に顔をゴシゴシし始めたりするので、ユーの布団に置こうとする・・と!
すぐにまたギャーと泣き出すので、おしゃぶりで口封じをしようとするのだけど結局まただっこ、からの繰り返しになるのである。
そんなことで、夜はまったくへとへとなんですよ・・という話を先輩ママにしたら、
「添い乳が楽よ」
と言うので、さっそく実行してみた。
と、これが、まったくその通りなのである。
ユーキを置こうとして泣かせてしまう心配がなく、ノリママも一緒に横になって
オッパイを吸わせているうちに自然にコテンと寝てしまってくれるので実に楽なのだ。
さすが、「生チクビ」はおしゃぶりに勝るのだった。
1歳を過ぎた先輩ママの男の子は、真夜中に自分でママのパジャマをめくりあげて、気がつくとおっぱいにしゃぶりついている、
というのでそれもまさに哺乳ルイという感じで、生き抜くための知恵みたいなのを思わせるけれど、
ユーキも生後5ヵ月でなんとか習得しはじめた寝返りのワザを半分使って、上半身をねじまげて乳首に吸い付いてくる姿は、
なんともたくましく思う。
そして、最近はユーキを寝せるPM9:00の目標をなんとかクリアして、
その後の夜長はノリママのつかの間の休息時間となるのであった。
かくして、ベビー布団は押入れ行き、ということになった。
・・このままユーキは、いったいいつまでママと布団を共にすることになるのだろう。
添いチチ、時には「添い父」でパパが寝かしつけてくれるともっとありがたいと思うのだけど、
パパの威力はこういうときにはあまり発揮されないようで、ユーキも「ご飯」をくれるママの方が恋しいのか、
パパがあやすと余計火がついたように泣いたりする。
添い乳効果、恐るべし。

■2002/03/24 (日) お花見、の巻

こちら市内中心部にある城址公園へ、ベビーカーへ乗ったユーキを押しながらパパと3人でお散歩がてら歩いて桜見物へ行く。
テレビのニュースで、「今年は桜の開花が例年より早く、東京は上野公園でははやくも花見の客でにぎわっています」
なんてやっていて、ああ、もうそんな時期かあ、とユーキ育てに夢中ですっかり春が来たことを気付かずにいたノリママは、
ようやく自分でもお花見に行く気になったのである。
外に出て、よくよく景色を見渡してみると、このあいだまで枯れ果てていた隣の畑には緑色の雑草の芽が無数に顔を出しているし、
アパートの裏の花壇には、なぜかふきのとうが大きく育っていて、それからつくしは胞子を飛ばした後で
すっかり茶色くかさかさになっていた。
春も本番らしい。
案の定、公園は桜がほとんど満開だった。
城跡の、白い塗り壁に灰色の屋根瓦のついた古い門がまえに、ピンク色の桜の花びらがよく映えていて、とてもきれいだった。
ピクニックをしている親子連れや、手をつないで歩いているカップルの格好は軽やかで、服装も春の装いだ。
・・・我が家の「春」は、というと、ユーキそのものだ、と思った。
冬が終わり春が来て、ユーキはますます大きくなった。
そういえば、ちょうどユーキがお腹にいた一年前の春を思い出す。
春が来る頃、だんだんとつわりが収まってきて、お腹もぽっこりとした感じがして、自分の体内に生命が成長している不思議さが、
草花の芽吹きと重なりあってなんとも神秘的な気分になったものだった。
独身の頃は、そろそろたそがれ時の「秋」に自分自身が投影されて、モミジや落葉のさまにしみじみと思い入ったりしたものだけど、
子供ができるということは、そんな自分の「オイ」をつかの間忘れさせ、子供と一緒にまた一から生まれ変われるような、
そんな気分にさせられるものなのだなあと思いました。
とはいえ、そんな感傷にひたれるのも、今が盛りの桜の木下で、魔物に化かされているから・・・・?!
アパートへ帰ったその時から、またノリママとユーキの日常は、「戦争」と化すのでありました。
ユー君、そう泣くのは止しておくれ〜(涙)


■2002/03/20 (水) 「裏切り者っ」?!の巻

つ、ついに?!ユーキが「寝返り」をした。
といっても、「お、お主、寝返ったなっ!」の
世は戦国時代の裏切り行為のことではないのです(笑)
・・・このオヤジギャグ、ついに言える日がきた!(^^;)

昨日の昼下がり。昼寝用の、パパのマットレスを三つ折にしたおふとんから、!!ゴロン!!
ノリママが気がつくと、ユーキ君は落っこちて腹ばいになっていたのである!
・・・これを寝返りでなくて、なんと言おう!
けれど、その一件以来、なかなか2度目の寝返りを披露してはくれないのであった(涙)

それにしても、寝返りはそんな裏切りのことではないにしても、
子どもの成長は、まるで毎日裏切られているかのように驚きの連続である。
2ヶ月ほど前に、早めに用意しておいたB型ベビーカー、久しぶりに「試し乗せ」してみた。
B型は生後7ヵ月から・・・と書かれてあるので2ヶ月ほど早いのだけれど、
乗せてみたところ以前に比べるとベビーカーがぐっと小さく見える。
つまり、それだけユーキが成長したんだなあ・・・感無量だ。
・・・ノリママは、今日を「B型デビューの日」と決めることにした。
それからふと思い立って「前抱っこ」用として使っていた子守帯を
おんぶ仕様に変えてもみる。
するとこれもまた、ジャストフィット。
ママの背中に堂々とひっつかることができた。
・・・もひとつ、今日を「おんぶの日」としても決定いたしました。
ところで、おんぶ、というと、日本古来の農村文化のイメージ・・・赤ちゃんを負ぶってほっカムリをした、
いかにも「母ちゃん!」風の女性が汗をぬぐいながらクワをふるっている・・・があるように思う。
それもまたよいのだけれど、ノリママは密かに、ぜひとも「オシャレナおんぶ」を
実行してみたいものだと考えている。
おんぶも、前抱っこヒモの時と同じように、子供を自分にくくりつけて、身軽に動けるのがよい。
これからはユーキも重たくなるので、ベビーカーに頼ることも多くなるだろうけれど、
それでも機動力があってお互いのぬくもりも感じあえる子守帯は、ノリママ&ユーキにとっての必需品となりそうだ。
そんな私たち母子のイメージは・・・そうねえ、「通勤用のリュックを背負ったニューヨーカー」。。。。これでいこう!!
などとおんぶヒモのイメージを「裏切って」もみたい!と思うノリママでありました(笑)

■2002/03/15 (金) 手作りオモチャ!の巻

ユーキはそろそろいろいろなオモチャに興味を示すようで、
これからどんなおもちゃを与えていこうか、楽しみでもあり、また悩みどころでもある。
ヤマほどよいオモチャを与えたい気持ちはヤマヤマ(?!)
でも、いろいろと購入していくとなると、あれもこれも欲しくなっちゃう・・

そこで、「手作りのオモチャ」を作ってあげられたらなあ、
と思う今日この頃。

これまでにユーキが気に入っているオススメのカンタン「手作りオモチャ」、というと、

?手作りオモチャ、というほどでは全然ないのだけれど、うちでは、中古で買ったA型ベビーカーを、
けっきょくお部屋でユーのお昼寝用ゆりかごベッドとして使っていまして、そのベビーカーの枠に、ゴムを張って、
そこに穴のついているガラガラおもちゃを通してます。
そうすると、いじって遊ぶとき、オモチャをどこかへ放り出してしまうこともないし、ゴムの伸び具合が楽しいのか、
オモチャを引っ張ったり、ゴム自体に手や足をからませて遊んだりしていて、けっこう運動にもいいかも・・・。
昔流行った「ゴム段」を思い出します(^^;)

?ユーのおばあちゃんが作ってくれたオモチャ。
洗剤用の計量スプーンをふたつ合わせて、その中に鈴など音の出るものを入れて
テープで止めます。うちの場合、愛猫ブラウンがそっぽを向いた猫用の丸い鈴のおもちゃを入れていて、けっこうかわいいです。

そのほかにオススメ!な手作りオモチャ、募集中です↓(メールは下記より)

■2002/03/14 (木) いろいろな出産、の巻

テレビ番組で、最近の流行の出産に、
「水中出産」と「自宅出産」がある、というのを見た。
そのどちらも、ほとんどが家族立会いのもと、生まれた直後の赤ちゃんを
お母さんがいとおしそうに抱き、すぐにおっぱいを吸わせる姿が印象的だった。
ノリママは、ユーキを産んだときは、ごく一般的な産婦人科で、普通分娩でした。
そんなわけで、あたりまえのように、生まれたばかりのユーキはお医者様にへその緒を切られ、新生児用ベッドに寝かされて、
2時間だけ横になっているママの隣にいた後は新生児室へ連れていかれてしまったのでした。
ノリママは、その時はなんの知識もなく、ただ生まれたばかりのユーキを、こわれもののように小さくてこわかったけれど、
抱いてみたいなあとだけ思っていたのでした。
けれど、その番組では、母親がよくおっぱいを出すためには、まだ出なくとも、赤ちゃんが生まれた直後に乳首を吸わせることが大事、
と説いていて、ノリママは、ユーキにもそうさせてやりたかった!とひどく残念に思ったのでした。
ノリママのおっぱいはなかなか出が悪く、最初の1ヵ月は粉ミルク併用で、1ヵ月過ぎてからどういうわけか滝のように出るように
なったのです。
粉ミルクも、決して悪いわけではない、ともよく聞くけれど、やっぱり出来れば
完全母乳で育てたかった。
やっぱりユーキは人間なんだもの、牛さんだか誰さんのだか、動物のオッパイよりはずっとママのオッパイの方がよかったよね?!
現代の医療では、「予防医学」ということで、できるだけリスクを負わないように、よかれということで
安全を重視した医療体制が整っている。
だから、結果的にわかることだけど、健康でなんの問題のなかった妊婦さんにも、検診の義務があり、
またやっぱり健康で問題のない赤ちゃんでも、新生児室で万全の体制がとられるわけだ。
かくして、「病気」ではないお産が、一部に、問題があるかもしれない、という危惧の名のもと、
まるで「病気」のようにものものしいシステムをたどらされてしまう。
ノリママの場合は、ありがたいことに幸いにも、なんの問題もなかったから言えることなのだけど、
できれば、そういった「ものものし」くないお産がしたかった、と後になって強く思うようになった。
だから、ノリママにとって水中出産も、自宅での出産も、いまでは憧れの出産法なのである。



■2002/03/13 (水) 3度目の正直?!の巻

ユーキは、これまで皮膚のトラブルに関して、3軒の小児科にかかっている。
一軒目は、まだ生後1ヶ月にもならないとき、
ノリママの実家の方で
顔の赤いポツポツを診てもらった。
このときは
「乳児性の湿疹でしょう」
と言われて、軟膏をいただいてきた。
パパが、アトピーの気があるので、もしかしたらユーもアレルギーになる可能性が高いかもしれない、
とは生まれる前から気にしていたのだけれど、
この段階ではまだなんとも言えませんね、と言われて帰宅。

2軒目は、生後2ヵ月の頃。
頭皮が魚のうろこのようにがさがさしてしまったのと、今度は体の方までもカサついてきたのとで、相談。
「この頃の赤ちゃんにはよくあることですよ、頭の方はわりと力を入れて洗ってけっこうです。体はせっけんを使って、
手で優しく洗ってください」
と言われて、また1軒目のときと似た軟膏をもらって帰宅。

3軒目は、「アレルギー科」をかかげている小児科へ行ってみる。
今度は生後4ヵ月。
ひざの裏や耳たぶのところが切れてジクジクしてしまったのに加えて、
足や腕の表面が荒れてデコボコしている部分ができてしまったので受診。
するとそこでは
「この子はそういう体質を持って生まれてきてしまったんですね、
お風呂のときせっけんは使わないで下さい、それからステロイドの入った軟膏を出します」
ガーン。
3軒目で、はじめて「ステロイド」という言葉が出てきてしまった!!
ステロイド、というとどうも嫌なイメージがある。
アトピーの患者が、ステロイド剤を使用して副作用がでて、よけいにひどくなったという話はよく聞かれることだ。
そのことを正直にお医者様に相談してみると、こうおっしゃった。
「それは、マスコミの間違った情報で、民間療法でよくなった、というような話はほとんどがアトピービジネスと言われる
人の弱みにつけ込んだ金儲けのための商売なんですよ。正しく使えばステロイドは少しもこわくありません」
・・・そうなのか・・・。
でも、何を信じたらいいのか、シロウトのノリママにはよくわからない。
ただ、この先ユーが「アレルギーマーチ」で特定の食べ物が食べられなかったり、
ぜんそくを発症してしまったりしたらかわいそうだ・・・。
けれど、そんなことを言っていても仕方がない。
とりあえずは、「3軒目の正直」と考えて、この薬とお風呂せっけんナシでがんばってみよう。

■2002/03/12 (火) ヒソカナル楽しみ、の巻

最近、ノリママは本を買うのにネットショッピングを利用している。
なんといっても検索機能がついているのがいい。
タイトル名、あるいは作者名からキーワードを打ち込むと、在庫のあるものから取り寄せになるものまでズラッと表示される。
なかなか通常の店舗では売り場面積に限りがあるから、万人向けの品揃えなので個人の好みにまでは対応することができない。
けれど、検索の結果パソコンの画面に表示された書籍のタイトルを見ると
へえ、この作者、こんな本まで出してたのか、とかこの関係の書物、こんなに幅があったのね、などと数多くの中からこれ!
というものを選ぶことができるし
それに、この先自分が読んでみたい、と思うものの道筋が見えてくるのもいい。
しかし、唯一の欠点、それは実際に本を手にとって見ることができない、ということである。
ふつう本屋さんで本を買うときは、まずその本を手にとって、ぺラペラッと全体をめくり、それでたまたま目にした数行に、
なんとなく魅かれてレジへ持っていく、
その過程がけっこう好きだったりするのだけれど、そういう動作をはぶいてパソコンの画面上で「この品物をカートの中へ入れる」
ボタンをマウスでクリックするのは、やはりちょっと勇気がいるものなのである。
それでもそれ以上にこういったショッピングが魅力的なのは、直接に自宅へ届く、という「ワクワク感」があるということ。
どうしてデショウ、自分からお財布を開いてその代金を支払っているというのに
まるで白馬の王子様からの贈り物のような気がしてくるのは・・?!
はあ、家にいることの多い芸能人や家庭の主婦がいわゆる通販にハマってしまうというのも、
そういうヒソヤカナル楽しみがあるからなのね。
といつのまにかノリママもその一人になっていることを喜ぶべきなのか悲しむべきか、ちょっと判断しかねるノリママであった。

それからそれに通ずる「ネットオークション」なるものにも最近心がゆれ始めている。
家にいながら、中古品だとしても安くていいものが手に入りしかも自宅まで届けてもらえるなんて、そんなにうれしいことはない。
けれど、手続きのわずらわしさや、実際のオークション時の攻防、それからもしや品物のトラブルなどなどがあるだろうことを考えると、
いまだに手が出せないでいる。
ドウシヨウカナア・。でもやっぱりプレゼントの届く喜びに、手を初めてしまうのは、時間の問題かもしれない。

■2002/03/12 (火) 祝!5ヵ月

ユーキメモ:

     体重7kg・身長65cm・足の大きさ9,5cm

4ヵ月目の課題、「寝返り」はとうとう達成できず・・^^;)
でも、上半身をねじって横向きになる「半分寝返り」?!はできるようになったので、
もうすこしかなあ・・。
腰に手を貸してやると、コロッと行くんだけど!

しばらく前に比べると、赤ちゃん赤ちゃんのときよりも少し「大人っぽく」?なって、ムヤミに泣かなくなりました。
ノリママも、はじめての育児にだいぶ慣れてきたところだし、
多くの先輩ママは
「歩き始めるまでが今考えると一番楽だったわ〜」
とおっしゃるので、もしかしたら、ノリママも今ごろが一番ホッとできる時期なのかも・・・。
ふと、家事が一段落ついて、ユーキも寝ちゃうと、手持ち無沙汰な気分に陥ることがある。
でもそれは、嵐の前の静けさ・・・?!
今のうちに、自分の時間を楽しんでおきましょう。
と気持ちを切り替えてみるノリママであった。

それから、5ヵ月を期に、離乳食を本格的に始めることに。
野菜スープの上澄みや果汁の薄めたのだけでなく、
生まれてはじめての「お米」に挑戦。
市販の粉状になっているお米を水で溶かして沸騰させて、ドロドロのおかゆにして
スプーンで与えてみる。
はじめベビーチェアーで対面して食べさせようとしたのだけど、
嫌がってうまくいかないので、ひざの上に抱っこをして、はい、アーン。
はじめてのものを口にするときは、いつも慎重に、不思議そうな顔をするユーキであるが、やっぱりおかゆのときもそうで、
それもいつも以上にシブイ顔。
・・ちょっと熱かったかな?!
もういちど、ノリママがフーフー冷ましてやってから、はい、またどうぞ。
・・・食べるというよりは、少しずつ、なめる、ようにして
けっきょく小さじ半分ぶんくらいは食べたかなあ・・・。
これで、君も立派な日本人だよ、ユーキ君。
・・やっぱり日本人はオコメに限る、と普段から思っているノリママでありました。
ところで、それじゃあ欧米などでは、ファースト離乳食、どんなもので作っているのかなあ・・?
パンをちぎって、牛乳をかけたようなものとか???
子猫ちゃんが好きなお食事みたいでそれもまたおいしそう・・・。
・・・これからいろいろとメニューを増やしていこう、と意欲を燃やすノリママでもありました。

■2002/03/11 (月) 避難所へ退避!の巻

主婦ノリママの日課のひとつに、
お買い物へ行く、というしごとがあるわけであるが、
ノリママはいまだに、乳呑み児ユーキをかかえた二人きりのおでかけには
緊張感をともなってしまう。
途中ユーがオッパイって泣き出したらどうしよう・・・
ダッコひものなかで「ブリブリ」されちゃったらどうしよう・・・。
哺乳ビンやら紙オムツやらでパンパンのママバッグをかかえて、
やっぱり少しドキドキしながら街をうろついているのである。
そんなノリママにとっての避難所ともいえる場所が、街の中心部にある百貨店のベビールームである。
ありがたいことに、そこにはベビーベッドが何台も並べられ、
オムツを捨てるごみ箱もあるし、
水道も、
しかも調乳できる浄水機能つきのお湯まであって、
たとえその百貨店でひとつも買い物をしなくても、勝手に寄らせていただいているのである。
なにかあったら、あそこへ行こう・・・
と、あちこちぶらぶらしながら、心はそこを支えに、歩き回っている。
子供を持つと、社会的弱者の気持ちがわかる、とだれかが言っていたけれど、
そのとおりだと思う。
街へ出てみると、ああ、あそこの段差は車椅子やベビーカーにはきついなあ、とか
ここには障害者用のトイレがないなあなどと気がつくようになった。
今後も、ぜひともそういう百貨店のベビールーム的な、困った人がそれぞれに立ち寄れる「避難所」が増えてほしいと思う。
けれど、そういえば乙武くんがどこかで言っていました。
「施設が『バリアフリー』になるのはいいことだけど、
いちばんバリアフリーであってほしいのは、人の心だ」
・・一番ありがたいのは、たとえ「ベビールーム」がなくても、
気軽に街を歩けるように、タイヘンなときは声をかけ合える環境がある、ってことなんだろうなあ。
と納得するノリママでありました。
ベビールームへ行くと、たいがいノリママのほかに、一人二人、同じような子連れのママがいて、なんとなくお互いに目が合うと、
「お子さん、何ヵ月ですか?」なんて話をするのだけれど、
だいたいはそれぞれに、自分の子供の世話をしている。
そして、ノリママは密かに
「あの子のベビーカーかわいい!・・あっ、あのママバッグは便利そう!!」
なあんて、チラッと観察しちゃったりなんかしてるのだけど、
本当は、思いきって声がかけられるといいんだろうなあ。
とも思うノリママでありました。

■2002/03/10 (日) お買い物はユーキにおまかせ!の巻

このところのユーの手わざ。
右利きはあいかわらずだが、左手でも物をしっかりつかめるようになって
右手に「はい、どうぞ!」とおもちゃをにぎらせてから、
「はい、こちらも!」と左の方に差し出すと、じーっとそちらに視線を変更して
別のオモチャを受け取る。
で、モノを両手に持っていることを不思議そうにして、左右を見比べているのである。
・・それだけリコウになってきたからなのか、自分からもあたりのものに手を伸ばしてくる。
ユーキの寝ころがっている隣で洗濯物をたたんでいると、いつのまにか
ちらかしてある洗濯物のひとつが、ユーのおもちゃになっている。
それから食事時、泣いて困るので仕方なく抱っこしながら食べていると
目の前のママのお椀をひっくり返しそうになるからあぶない。

ユーのお洋服を新調しようとデパートへ行ったときのこと。
ママは、ユーがカッコウよく見える服を探そうと、ユーを腰にダッコしながら
たくさんぶら下がっているベビー服をかたっ端からめくっていると
なにか引っ張られるような感触が・・。
・・と、ふとユーを見ると、なんとユーがいちまいのロンパースをしっかりとにぎって離さないのであった!
・・どうやらユーはその紺色の、ちょっとロマンチック系なロンパース
お気に入りらしい!?
ノリママは、そんなユーに根負けして、洋服選びを中断。
パパも「ユーキがそれがいいなら、仕方ないかあ」などと言って
ユーの意志を尊重しているいいパパぶりである。
・・ママはこっちのほうがよかったんだけどなあ・・。
もう少し男の子らしいロンパースを尻目に見つつ、ユーのにぎったカワイイ姿に
やっぱりママもほだされて(^^)
ユーの希望どおりにすることにしました。
・・次は、ノリママの洋服選びの番である。
いつものことながら、ノリママは優柔不断ぶりを発揮しているものの
気に入った一着を発見。
・・ねえパパ、これなんか、どう・・?
ちょっと値が張るので、おそるおそるのママ。
するとパパも「う〜ん」などとシブイお顔。
・・そこでとっさにノリママはひらめいたのである。
ユー君、あのね・・・。
「「「ねえパパ、ユーもこれがいいって!!」」」
・・ノリママは、ユーにママのそのお気にを、しっかとにぎらせたのでありました!
けれど、その作戦はすぐにパパに見破られて、玉砕・・。
ウソはいけないなあと反省したノリママでありました(涙)

■2002/03/06 (水) オオキイホウの話!の巻。

ここ2週間ほど、急にユーキは一日一回程度しか、オオキイホウをしなくなった。
それまでは、一日数回はしていたのに、
先日は丸二日も出なかったので、心配になったのだけれど、
いたって元気だし、しばらくすると「大漁!」とうれしくなるくらいの大放出!なので、
そういう時期なのだろうと構えることにした。
ある先輩ママに聞いたら、
「おなじ4ヵ月の頃は、うちの子は8日間もでなかったことがあったわよ〜」
などと平然としているので、それもまたびっくりだったけれど、
この頃にはどうやらお腹のしくみが成長してきて、ミルク飲み人形のような
「飲んだらスル」
は卒業で、ある程度ハイセツブツを腸にためておけるようになるらしい。
その、オオキイホウの形状も、ずいぶん以前とは変わってきた。
これまでは、ゆで卵のミジン切り風だったのが、言うなれば五日目位ののビーフカレーの、濃縮したカンジに・・・。
(ついつい食べ物にたとえてしまうノリママの悪いクセであった^^;)
けれど、あまり出ないのもよくないので、コウモンをオムツの替えどきにオシリフキでこちょこちょ刺激してみたりする。
効果があるのが、みかんのしぼり汁だと聞いたので、さっそく今旬のイヨカンを買い込んで、しぼったのを2倍くらいにさゆで薄めて、
スプーンで飲ませてみた。
それから、2、3種類の野菜をゆでたスープも与えてみる。
すると、さっそく利いて、定期的にお出ましになるようになった。
しばらく前までは、「離乳食っていつからはじめればいいの?!」なんて
検討つかなくて、どうしようかと思っていたけど、
こうやって自然にユーキの体が教えてくれるものなんだなあと納得しました。
ちなみに、野菜スープや果汁は、もちろん市販の顆粒のものは便利だし、簡単だけど、検診のときに栄養士さんが言っていた
「やっぱり食事はお母さんが手間をかけて、おいしいにおいをさせながら作るのがいちばんよ」
という言葉にとても感激したノリママは、がんばってあまり既成のものに頼らないようにすることにしました。
と、いうことで、最近のノリママ家では、パパとママの食卓も、具だくさんのコンソメスープやミソ汁に変身したメニューが
充実しているのでした。それからデザートにもみかんやりんご、欠かさず食べて、パパママのおツウジもよくなって、
一石二鳥でありました。

■2002/03/05 (火) お行儀悪い?!の巻

今日は、ユーの新しい行動を発見してしまった。
なんと、ベビージムにぶらさがっているプーさんを、寝っころがったまま
両足でつかんでいたのである!
ここのところ、だんだんと固太りしてきた太ももをぐいっともちあげて、
ジタバタしていることが多くなっていたので、
体のカチコチなノリママには絶対にできないワザのひとつ、
自分の足の親指をなめる!という赤ちゃんの大技、そのうちやってくれるのかなあ
と期待していたのだけれど、
その前に、こういった小技があったとは。
けれど、お手てでプーさんをつかんだときの感動に比べると、
チョット複雑な心境である。
足で物をつかむとは、なんというオギョウギの悪い?!
せっかく人間に進化しかかったのが、またサルに逆戻り?!といったかんじである。
でもまあ、それがまた、とってもかわいらしいしぐさだったので許してやるとするか(^^)!!!
なんちゃって、ひとつひとつこうやって成長していくユーキを見るのは、ママとしてはとてもうれしい。
寝返りの方は、相変わらずまだである。
けれど、もう1歩!というところまで来ているようだ。
首から上半身にかけてをねじって、ベビーカーの側面をなめようとしたり、
座ったパパママに前向きでだっこされているときに、体をそらせて
うつぶせになろうとしたりするのである。
だんだんと、はじめはアフガンにくるまれていただけのユーキが、
オトナになっていく。
それにつれてだんだんと、ノリママのユーキに対する気持ちも変わってきて、ようやく、
ユーキがママのお腹からでてきたママの一部だったということも、忘れそうだ。
それはいい意味で、ユーキを一人の人間として、ノリママが認めることができる、ということだ。
最近は、ユーが誰か他の人にかわいがってもらっていても、ヘンナ気持ちにはならなくなりました。ママも日々成長していますですよ。