<うちのドラム式洗濯機、「粉せっけん」が使えない?!>

東芝製。

洗濯機、引越しを期に、これまで2人分くらいしか洗えなかった全自動から、ドラム式に買い換えました。
近くのヤ○ダ電機で買ったのですが、まえもって自分たちで検討もせず、「水も、電気も他に比べて省エネですよ〜」という店員の売り文句で、コロっと適当に買ってしまいました。引越し後しばらく1Fの洗濯機を借りていて、とにかく新しいのを早く買わなきゃと、引越しの片付け疲れがたまっていた頃で、ホントにもう頭がボーっとしていて・・。メーカーは、東芝
で、そのボーっとした頭のまま、しばらく「ア○ック」とかライ○ンなどの液体合成洗剤を使っていたのですが、
それでも以前は息子のアトピー肌のことを考えて、せっけんをなるべく使って気を遣っていたことを思い出し、ここへきて、「そうだ、合成洗剤イカン!」と思い直し、生活クラブ(千葉)の「せっけん講習会」(エスケー石鹸さんが来ました)にも参加してみたりして、やはりせっけんを使おう・・、と意を強くしたその時。
「粉石けんは使用できません。粉石けんや固まりやすい洗剤の場合、固まると内部で詰まって水もれする恐れがあります。」とこの洗濯機の取り扱い説明書に明記してあるではないか!
・・・・ガーン。
しかし、参加した「せっけん講習会」でもらった資料には、「『ドラム式には粒状せっけんは使えない』と思っている方は多いのではないでしょうか。確かに、一部メーカーの使用説明書に『粉せっけんは使えません』と書いてあります。でも、少し工夫すれば大丈夫。・・・」
とあることに意を決し、粉石けんを「直接衣類にふりかけて使う」という方法でやってみました。
すると!これが、けっこういい感じ。泡がしっかり立っているし、洗い上がりもキレイ。ドラム式は、少ない水でたたき洗いをするような形なので、せっけんも少ない量であわ立だつ。とけ残りもなさそう。いいじゃない!。
と思っても、「使えません」とあるところを使っていくのは、勇気がいる。
そこで、東芝の相談センターに電話してみた。すると
「取り扱い説明書に書いてある通りです」の一点張り。
うーん、ということは「それで壊れても責任持ちません」ということなんだよね。
でも、これからの洗濯機の主流はドラム式になると言われていて、でもまだすごーく高価で、洗剤のほうはこれからさらに環境のことを考えてせっけんを使う人が増えるのではないかと思うのに、「せっけんは使えない」なんてどういうことだ!と非常〜に腹立たしくなって、
「そのような洗濯機では、これからの人に選択されませんよ!」
というようなことを、電話口の向こうでメンドクサソウに応対しているうだつの上がらないような知らないオジサンに向かって怒鳴ってしまった。
・・・って、言ったあとに「今のって、もしかして・・・」と気づいて可笑しくなり、1人でニヤっとしそうになりながら腹の中ではホントに怒っていたのでなんとかその場を笑わずに過ごし、あとでこれを日記に書いておこう(笑)と思ったのでした・・・ということではなく!
ホントに「粉石けんが使えません」なんて残念なこと・・。
これから何十年も?使うつもりで思い切って買ったのに。
メーカーの企業努力を切に願います。
きちんと買うときに聞かなかった、調べなかった私も悪い(他のメーカーではドラム式で粉石けんが使えるものもあるらしい。)けど、
そういうことを売るときにちゃんと説明しない店員、そういうものを作る企業にも腹が立つ。
というか、それ以前に、そういうことがあまり問題になっていないということは、思っているより石鹸ユーザーはまだまだ少ないというか盛り返していないのかな。
エスケー石鹸さんのお話では、合成洗剤というものが使い始められたのは戦後。そしてあっという間にせっけんの消費量を抜いて、今ではせっけんを使って洗濯している人は全体の2、3パーセントではないかと(確か。。)言っていた。
しかし、合成洗剤は「生分解性」が悪く、土中、川の水などに残留する。
汚れ落ちをよく見せるためのさまざまな添加物も多い。
「蛍光増白剤」など。
CMでやっている「真っ白な白さ!」とは、汚れを落としたから、でなく「白く染めている」から。
そういうものは、水生動物に悪影響を及ぼす。
まわりまわって戻ってくる水道水にも、そういうものが入っている可能性がある。
水道局のろ過ではとりきれない。
などなどのお話もあり、まったく良いことがなさそうだ。



多くの人がせっけんを使うには、せっけんがもうすこし手に入りやすい(価格、使いやすさ、店頭に並ぶかどうかとか)状況ならいいなと思います。
これからも粉石けんを使うには洗濯機が「だいじょうぶかなあ〜壊れないかなあ〜」とドキドキしながらということになる。
・・これからも試行錯誤しながらやっていくしかない。
液体石鹸は使えるので、そちらもそのうち試してみようと思う。つづきはまた後日。