ここのところ、急に金木犀(きんもくせい)の香りがただよい始めた。

さとかを自転車のうしろに乗せて走っていたら、どこかでかいだような香りが・・・。
毎年この時期になると、いつも同じようなことを繰り返している。
あれ、なんだったけな、このにおい・・。
じんちょうげ?・・は春だった?
どこかでお菓子を焼いている・・? それともトイレのかおり・・?(笑)。
そうだ、きんもくせいだ!。
ここで、かいだ、と思ったらまたあっちでも。
木の姿を見なくても、どこからか漂ってくる強い芳香。
と思ったら、かわいらしいオレンジ色の花をたくさんつけた並木を発見。
そして、あ、ここのうちのお庭にも。
きんもくせいは、実家にもあって、「妹の木」(誕生木として)だった。
だから、きんもくせいの香りをかぐと、同時に妹のことも思い出す。
ちなみに、「私の木」は杉だった。
実家の、西側のあんまりめだたないところに植えてあって、しかも成長点をちょんぎられているので横に伸びている・・・。
「杉は、火を呼ぶからあまり家の近くに植えない。それに、家より木は高くなってはいけないので、適当なところで頭のところを切る」というのが祖母の意見だったと聞いたような覚えがある。
よって、家のすみっこのほうで、丸くなった杉が、私。
で、妹は、庭の南の目立つところで、一年に一度かぐわしいにおいを発する。
ということで、なんだか不公平だなあ〜と小さい頃から思っていた(笑)。
ゆうきとさとかには、とくに「誕生木」みたいなものは植えてないけれど、
もし植えてやるとしたらどんなものがいいだろう。
2人それぞれをあらわすような木。
・・・うーん、思いつかない。
ところで、最近ご誕生になった宮家の悠仁さまの「お印」は「高野槙(こうやまき)」という日本古来の木なんだとか。
あまり知られていなかった木なのだけど、これで急に有名になって、この木を栽培していたある農家では、もともとインターネットでも販売をしていたら、お印の発表後、一時間で手持ちの苗が全部売り切れたとか。
「この木は好きでつくっていたが、こんな形でブレイクするとは思わなかった」と朴訥そうなそのおじ様はテレビでおっしゃっていました。
・・・きんもくせいの話から、あちこちに話が飛びました。
今日はこれにて・・・。