ピアノがある生活になってから約半年。

ユーキの上達ぶりは目を見はるほど・・・だ。
「ド・レ・ミ は三本のおゆびで弾くんだよー」から始まって、
今では「きらきらぼし」「チューリップ」など、数曲のメロディーが弾けるようになった。
そして、すごいなーと思うのは、調を変えて弾くことができるようになってきたことだ。
比較的簡単な「ヘ長調」「ト長調」とかだけでなく、黒鍵をたくさん使うような「ロ長調」「変ト長調」・・・・などなど、
「これは○○ちょうちょう」とか言いながら、試行錯誤しつつ指を動かしている。
それに、短調にも変調して「これはかなしい感じ」などと言っている。
音階も弾けるようになってきたところで、あと和音はまだこれからかなーという程度。
それにしても、やはりこの時期の幼児、感覚ですっと体に入ってしまうようで、
母のように「ハニホヘト・・」などと数えなくても、「そんな感じ」で覚えてしまうようだ。
ユーキが半音、一音ずつ正しい音を確かめるように鍵盤を押していく様子を見ていると、体の中に自然に備わっている音の「快」を、自分自身で引き出す作業をしているんだろうなあ、と、私自身もまた、遠い昔の感性を揺り動かされるように感じられる。
「習いごと」としてはじめさせるなら今かな〜、という気がします。
でもまあ、まだしばらく母が見てやります。