のびっ子つうしん

私が小3,4の時に担任の先生をしてくださっていた、遠藤KAZUO先生。
4年生の1年間、「毎日休まず学級通信を出す」と宣言されて、達成された、
すばらしい先生でした。
ネットで見知ったところによると、M市のzyoutou小に校長先生として勤められた後、
2010年の3月に、退職されている。
おそらく定年退職されているでしょうし、当時先生は32、3歳くらい。


この「のびっ子つうしん」、
つい先日実家の天袋から発見された。
私が6年間使っていた、赤い牛皮のランドセルの中から。


200号、ほとんど抜けることなくファイルされている。
読み返してみると、
先生の思いが、あるときは熱く、あるときは冷静に、
クラスの様子から自分の近況から当時の社会情勢から・・・縦横無尽に語られている。
それでいて、「先生」にありそうな、上から目線みたいなものがまったく感じられず、心にすーっとたいらに入ってくる。


その中にはクラスの子どもの名前が随所にあげられていて、
・・くんがこういうことでえらかった、がんばった
こんなおもしろいことがあった・・・

これを読んだ子どもたちは自分に自信を持つようになるだろうし、
親も、学校の様子が手にとるようにわかって、安心できたろうと思う。


しかも手書き。
先生のひととなりがじかに伝わってくる。


思うのは、
今とは違うのは、
「個人情報」を公にしてしまっている、というところ。
クラス名簿のまま、体育の成績をそのまま載せている号があったりとか。
今ではそれは考えられないかな・・と思いますが
当時はいろいろ言う人もいなかったと思うし、
ひとつの評価はすべてではないし、
いろいろな方面からのアプローチをほかにたくさん号を重ねて載せているからこそ、
クラスのそれぞれすべての子が、「自分は認められている」という思いは
持てていたのではないかと思う。


で、私は感動のあまり、
これをファイルごと、
ゆーきの担任のN先生にお貸ししてしまいました^^;。


N先生は、急に親から「お話が・・」と言われて
何のことだろうと思ったと思いますが(苦笑)


私の思いにとても共感してくれて、
いろいろ話せてよかった。


ゆーきは今3年生。
N先生は、なんとまさに32歳、男性。
当時の遠藤先生と同い年。



子どもの9〜10歳(小3〜4)って大転換期で、
ここから論理的思考能力が急激に発達していくといわれている。
子どもから、大人へ。
私自身、この時期からぱあっと目の前が開け、ものすごくいろいろなことを考えて、
吸収して、成長していった、という記憶がある。


そんな時期に、ゆーきに親として何がしてあげられるのか。

N先生、伸びしろのありそうな先生なので(なんて、38歳のおばさんが生意気なことを言ってごめんなさいね^^;ふふふ)
来年度もし持ち上がっていただけたら、遠藤先生のように、息子たちをばんばん鍛えてやってください。



「のびっ子つうしん」抜粋