しばらくこの本を読みまわしてる。
6年、4年、5年。


「自己犠牲の愛」について語られているといわれるお話だけど、
地震後に読んだクラスでは、私が簡単に添えるコメントも、違ったものになってくる。


ものをあげるってことは、自分のものがなくなってしまうってことだけど、
それでも「幸せ」といえるってことは、
なにか「あげる」ことで、自分の心が豊かになる、ってことなんだよね。


ふしぎな感じがするよね。



でも、自分がすごく大切だと思う人に対して、
何かをしてあげたい、という気持ちは
きっと自然なことなんだよね。



木にとって大切な、少年 は、
ふらっといつもいなくなっちゃうけれど、
人生の節目節目で、必ず木のところへ戻ってきた。


だから、最後、木にも 少年にも
なんにもなくなっちゃったようにみえるけど、
ふたりはお互い幸せそう・・・に思う、かな?


でも、今回の地震では
大切な人がなくなってしまった人がたくさんいて
そういう人は、何かを与えたい、と思っても
その相手がもういない・・・


そういうことだってあるんだよね。


悲しいことだけど、
地震のあとにこの本を読んだら、
そんなことを思いました。





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次回から読もうと思っているのは・・・
赤十字のHPからダウンロードできる、
赤十字創始者アンリ・デュナンの生涯を描いた絵本。

今、テレビをつけると、
赤十字を背負って働いている人がたくさん映っている。
お医者さん、看護士さん・・・。
みんなが募金したお金も、その人たちや
実際に被災している人への支援として使われるんだよ。


また、来年度に。



藤澤ノリマサ スペシャル映像