新緑の中を歩く。
子どもははしゃいでいる。
暑すぎず、寒すぎず、私が私として自然に存在できる季節。
にもかかわらず、この世界がifの世界なのではないか、という錯覚にとらわれる。
これは仮想の世界であり、ぱっと目が覚めると非常な世界に放りだされている。
アバターか、マトリックスみたいな。
でも、今その左腕を力いっぱいつまんでみなさい。
確かに痛みを感じるでしょう。
それは、今あなたが確かなる現実に身を置いている証拠です。



暑すぎず寒すぎず、体に痛みを感じない
生ぬるい季節があなたに現実を感じさせないのなら、
あなたに必要なのは、永遠かと思われるほど続く目的を持った単純作業です。



もっと私は、この痛みある現実を享受していい。

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