猪瀬直樹さんは
ツイッターは本の帯」と言っているけれど、
上手な言い方だな、と思う。
ふらふらとネットサーフィンをしていると、
読みたいな、と思う本がいっぱい。
ツイッターで誰かが気軽につぶやいた感想ひとつで、
新しい本との出会いが広がる。



自分では乗る機会のなかった波に
すうっと乗せられることも増えた。
初めて立ち入るサイトやブログ。
おじゃまします、とも言わずに人のココロをのぞけるような。
あるいは私の乏しい頭脳ではとうてい理解ができないような、難解な思考の世界まで。
世の中にはなんと、様々な情報があふれていることか。



長歌に属する反歌、と
ツイッターのことを言う人はいるだろうか?
ふっと140字で「つぶやいた」ことを
もっと長く、ブログで言葉を尽くしてまとめたい、と思う。
または逆に
ブログで長々と書いたことを
ひとことにまとめ、読んでほしいとツイッターに発信する。



誰もがそういうことを、簡単にできる。
万葉の歌びとの読み人しらずのように
誰が読んだかわからなくても
届く歌があるかもしれない。
とどけ、と願い言葉にする気持ちは
時代を簡単に越えることもあるかもしれない。