振り子の原理


振り子の周期は
その糸の長さに由来する。
同じ長さの糸であれば
重りの重さは関係がない。



光の干渉


同じ波長の山と山が合えば
その強さは2倍になる。
逆に山と谷が重なるならば
その光は0になる。



さまざまな振り子がいっせいに振れている中で
同じ糸の長さの振り子だけが、
交代でエネルギーを伝え合い、共振をする。




飽きずに揺れ続ける振り子や
特定の色が強く光るしゃぼん玉を見ていると



いわゆる
「あの人とは波長が合う」。
人間はそんなに単純じゃない、と少しだけ反抗しながら
その実
そんなこともあるのかもしれないなあ、と一瞬考える。




共振する振り子のように
生きたその瞬間の恍惚が生きるということの醍醐味であるとしたら
そんな人生を生きつづけられる人が
いったいこの世の中にどのくらいいるのだろう。