ここひと月くらい、息子(中3)とピアノの腕を競っている。
私が高校生の時にチャレンジしていた曲(悲愴第一楽章)を中3で息子が弾きはじめたのが悔しいので、私も一念発起というわけだ。
で、はじめのうちは私のほうがまあまあ弾けたので、「ふっふっふっ、まだまだだな」なんてからかっていたのだが、1か月も経つとどうも様子が違ってきた。
息子の指づかいをじっと見ていると、なんだかずいぶんと軽々としたふうに弾くようになっていたのだ。
おかしいな…と思い、はっと気がついた。その瞬間、私はさけんだ。
「ちょっと、手、開いて! 当ててみて!」と無理やり私の手と合わせて比べてみる。
と、なんと、息子の手のほうが私の手よりも微妙に大きいではないか!。
…背はまだ私の方が数センチ大きい。靴だって、息子は今24くらいをはいていて、私は24.5だ(ちなみにデカいのは昔からコンプレックスだ)。
まさか、手から越されるとは。想定外のノーマークだった。がくぜん。と同時にウレシイような、驚きでした。
声変わりは中2半ばくらいからだったし、まあいろいろとそろそろかなとは思ってはいたけど、こう目に見える形で抜かされたというのは印象深いものですね。
写真は幼稚園か小学校低学年のころだったかの、手形。こんなに小さかったのにね。
それにしても、息子の手を久しぶりにさわった(笑)息子もまあ、嫌がらずに比べてくれた。
ちょっとした記念日になりました。