『呪怨(じゅおん)』の「清水監督」

呪怨 劇場版 [VHS]

呪怨 劇場版 [VHS]

先週金曜日の夜放映されたNHK「英語でしゃべらナイト」を見た。
というのも、ホラー映画のヒット作『呪怨(じゅおん)』の清水崇監督が出演する、とあったからだ。
実は、というか、この清水監督、私の高校時代の同級生なのだ。
映画を作ってるんだ、とは聞いていたけど、気がつけばあっという間にハリウッドにも進出した新鋭のジャパニーズホラー映画監督、ということになっていた。
すごいよね。心からご活躍を尊敬し、お祈りします。
彼は、高校時代、いわゆる派手に目立つ、というようなイメージのコではなかったけれども、芯があり、地味な存在感をはなつようなタイプの人でした。
高校3年生の時は、学園祭で、彼の発案のもと「CMパロディ」なるものをやって、彼がホームビデオカメラをまわし、当時はやっていテレビCMをパロって、クラスのみんながそれぞれいろんなCMの役をやって撮影し、学園祭当日はその映像をテレビに流した。
だから、当時のCMのことは昨日のことのように覚えている。
転職情報誌「サリダ」とかサントリー「はちみつレモン」とか、永谷園の「大人のお茶漬け」etc・・。
今でも実家には、その時のテープをダビングしたのが残っているはず。
今度帰ったら探してみようかなあ〜。


彼と、その他の同級生と一緒に飲んだ最後は2000年のお正月だったな。
2001年の年明けにも、また連絡をもらったけど、その時は自分も含めてそれぞれの転機(結婚とか・・)を迎えている人が多くて、一緒できなかった。
それ以来、その時の友達とはそれぞれうわさを聞くくらいだけど、みんなどうしてるかな。
よく会う同級生とは、いつでも「今」を共有できるからあんまり感じないんだけど、ときどきしか会えない同級生を見かけると、急にその当時のことをいろいろと思い出して、なんだかいわゆる甘酸っぱいような、ほろ苦いような思い出が次々と思いうかぶなあ・・・。



彼は、ホラーの監督だからその精神もコワイ?と想像されがちだが、全然そうじゃない。
彼自身も、番組の中でも言っていたが、ホラーはコメディと紙一重、だと。
「なぜそこで走って追いかけてこない?」とツッコみたくなるようなお化けを登場させたりだとか。
そうそう高校時代、そういえば相原コージの「コージ苑」(←だっけ?)を彼に借りたのも思い出した。
それから、クラスの人前とかで大げさにでなく、ひそかに、マニアチックに人を笑わせることがうまかったのが彼の印象だったのに、彼が入っていた美術部の作品の展示で、彼の作品が、紙粘土か何かで地獄絵図のような、地獄の沼の底からたくさんの人が浮いたり沈んだり、這い上がってきたりしているような精密な彫塑?作品だったのを見て、彼の心を深い部分をのぞいてしまったような、不思議な感覚を覚えたこともあったっけ。

向こうはこちらがTVを見ているとは考えないだろうが、TVで再会、いろいろと思い出させてくれてどうも楽しいひとときでした。