夫の健康診断

が会社で明日あるそうなので、「明日の朝はバターとか塗らない食パン一枚だけなら食べてきていいというから、そうしてくよ」と言う。

そういえば毎年この時期、夫の会社の健康診断があるのだった。
で、ここ何年か、夫が成績の悪い通知表を母親に見せるときのように持ち帰ってくるのが、「肝脂肪が多い」と記されたその診断書なのだ。いわゆる「メタボリック」というわけだ。

夫は学生の頃から太り気味な体型ではあったが、最近は特に近所の人にも「だんなさん、最近太った?」と言われるほどその暑苦しさが目に余った(笑)らしい。


なのでここは妻としてなんとかしないといかんかな…ということで、作っては続かず挫折し続けてきた「愛妻弁当」を、ここ2ヶ月ほどは毎日作り、持たせることを目標にしてきた。
そこへ来て今年の健康診断!
今年は「肝脂肪」減りましたーの朗報があるかしら。
妻としても成果が目に見えて、がんばった甲斐を感じたいものです。



いや、夫に弁当を作る、という妻のオシゴトは、結婚と同時にそれなりにやり続けていくつもりでいたのです。
でも、「子どもが生まれたー」とか「自分のシゴトが忙しい〜」とかで、ときどき作ってはそのうち弁当箱は棚の奥の方へ追いやられ…という年月が過ぎていました。
そして、ユーキが幼稚園へ上がるようになって、再び「息子のお弁当と一緒に」と一念発起したものの、その決意もそういえばひと月足らずでした^^;。


そこへ来て、ここは2ヶ月間も続いているなんて、私としては十分すごいほう。
その理由を分析すると…、今は私の環境がヒマになった、ということと、キッチンが多少広くなって料理が楽しくなった、ということ、なのかな。


なんだか土浦にいたときは、自分の毎日に余裕がなくって、いろんなコトをしているうちに「夫への弁当」ということまで気が回らなかった。
それに、アパートのキッチンは狭くて、お料理があんまり楽しくなかった。


それが、今お弁当を続けてみて変わったなーと思うのは、夫の体型だけ、でない。
お弁当を作らなきゃ、と思っていると、「今日の晩ご飯何にしよう」だけでなくて、その次の朝のお弁当は、と考えると先の先の献立にまで頭を働かせるようになる。
そして、多く作り過ぎたおかずは冷凍しておいてお弁当に使おう、という計算まで生まれる。
で、まずお弁当用の冷凍食品を買わなくなった。
なので、息子のお弁当にも手作りのものが増えた。
常備菜やお漬けものなどの保存食を多く作るようになった。
だから、ふだんの食卓にものぼるおかずの数が増えた。

料理本を図書館で借りることも多くなったな。
それで読んで、作ってみよう〜と意欲が湧くと、キッチンで創造する、ということがだんだん楽しくなってきた。
アパートの時よりスペースが確保できるから、道具の出し入れや後片づけが楽で、使い勝手が良い。
必然的に、料理が苦ではなくなってきた。
おもしろーいと思うようになってきた。


こんな革命?もあるのねー今にして。
けっこうこれからもがんばろう〜と思えます。
ちょっとした変化、です。


あ、それでさらに変わったこと。
これでずいぶん夫の昼の小遣いは浮いてるはずなんですが、それはいったいどこへ消えているんだろう?夫よ。その行く先を明らかにしなさい!



…夫「生活費で消えてるよ〜」
ま、そうかもね…。