枯れ草を燃やしたい…の巻

nori-go2008-12-20

2区画借りている市民農園のうち、夏の間も放っておいたほうの区画は、枯れ果てた雑草でいっぱい…。
ということで折りも年末、これを一掃し、土と混ぜ込んで自然の肥料にしてしまいたい。
と、「ホームかまど」を購入(写真右参照)。

そして、燃やして出る熱を、ただ捨てて地球温暖化に貢献してしまってはもったいない。
で、ちょうどかまどに乗るサイズ、直径40cm!のパエリア鍋(写真下参考)も買った。

さて、そして実行当日…。

パパ、木炭も用意して、着火剤で火をつける。
そして、枯れ草を囲むようにのせていく。
が…。うまく燃えない…。
晴天が続いてはいたが、枯れ草にはどうやら湿り気が残っているようなのだ。


巨大パエリア鍋で焼こうと思って用意しておいたのは、
6人前の焼きそば、ロールパン、ハーブウインナー、とうもろこし。
でも、これでは調理できないではないか…。お腹をすかせた子ども達は、もう待てないとばかりにほんのりとしか温かくなっていないロールパンをほおばりはじめた。


と、その時!
少し離れた区画から、白くたなびく煙が…。
「!!」
助けを求めにいこう!と、ママとユーキ。
見に行ったら、建材の廃材を薪代わりに、燃やしているおじさまたちがいた。
お願いして、少しその廃材をおすそわけいただいた。
よかった!


きちんと干しているわけではない枯れ草を燃やすには、薪の大きな火が必要のようだ。
今度はうまくいった。
かまどの中で、大きな火がめらめらと燃えている。
焼きそばも、焼きウインナーも大成功!
そして、かまどの中では、アルミホイルにくるんでいぶした焼きイモも!!
皮が真っ黒に焦げているので、二つに割り、子どもたちはスプーンですくって食べる。
ホクホクっと黄金色の甘〜いおやつもできて、最高のアウトドアな半日を実現!


廃熱は子どもたちのお腹を満たす手段をくれ、寒がりな大人の体をあたため、体を動かす労働を提供し、
灰になった枯れ草は、来年の野菜たちのりっぱな栄養となる。

「バーベキューのためのバーベキュー」でなく、それが循環する生活の一部でありながら、人の楽しみとなり、ココロも満たす。
そんな昔ながらともいえる暮らしを私も求めたい、と願う思いが今日もひとつ達成された満足感!!がありました。


ちなみに、3人の子どもたちは、親の作業を見ながら手伝ったり、燃えるかなあ、燃えないかなあと大問題の解決法を考え、少し飽きれば土を掘り始めたり、かけっこをしたり、くるくると笑って絶えず動いている。
こういうのは親と子の、ひとつの理想の家族の形だよね。
今日もまた、いい休日を過ごせました。