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母と子のおやすみまえの小さなお話365

母と子のおやすみまえの小さなお話365

世界の話、日本の話、作ったお話、昔話・・・
365のお話が、1ページずつ載っている。
本来は長い話も、無理に1ページにまとめてしまっている部分もあるので、
細かな表現が失われ、あらすじの説明のようになってしまって残念なところもあるが、
そこは対話と、想像力で補う。
日付も入っていて、それぞれの日にふさわしいお話が選択されている。
5/28は「それまめの黒いすじ」(日本の昔話)。


それまめ、この時期よくとれて、おいしいよね。
食べた? −おもむろに「そらまめ」取り出して見せる。
さやから豆を取り出すと・・・ほら、豆に黒いすじがついてるね。
何でだと思う?
・・・こんなお話があるんだよ。


・・・登場人物、そらまめ、炭、わら。
そらまめと炭とわらが伊勢神宮におまいりにいく。
途中川があって、わらが橋になって炭が先に渡ることにする。
しかし、わらの上で、炭が立ち止まってわらが燃え、一緒に川に落ちる。
それを見たそらまめが大笑いし、お腹の皮がやぶれ、
裁縫屋に黒い糸で縫ってもらう。



・・・だって。
本当かな?!(笑)。
でもね、野菜がどんなふうにできたかってお話、
昔からいろいろあるんだよ。

「にんじんとごぼうとだいこん」って話知ってる?

アドリブで、あらすじを話す。

昔はどれもみんな白かったんだって。
でもみんなで泥遊びして汚れて、
お風呂に入ったんだけど、
にんじんはのぼせて、ごぼうはめんどうくさがり屋で、
だいこんはきれい好きで・・・


これも、本当かな?(笑)

でも、いろいろ想像して、考えると面白いね。
昔の人は、いろんなお話つくったんだね。
みんなも食べてる野菜、どうしてそうなったのか、おはなし考えてみたら?